「僕、B子さんと友達ですよね?」
電話にでると突然しゃべりだした。
ストーカーを撃退した話とは別のストーカー青年だ。
<参照>ストーカーを撃退した話
http://keystone-note.com/communication/behavior-against-a-stalker
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彼がB子を付け回しているという噂は聞いていた。私は彼と特に何も話したことはなく(というか彼が誰かと話している姿をほとんど見たことがない)、また私はB子ともすれ違う時に会釈を交わす程度の仲だったので、二人の事を何も知らない。
そういえば、この電話の一週間前にもストーカー青年から電話があった。
ストーカー青年「C君はどこに住んでいますか?最寄りの駅を教えてください」
C君は私の親友だ。
私「C君の住んでいるところを知っているが、理由もなく他人には教えられない。なぜそんな事を聞く?」
ストーカー青年「B子さんがC君の家に行くという情報を耳にしました。だからC君の家を教えてください」
全く意味が分からない。
・B子がC君の家に行くからと言ってなぜこのストーカー青年が、慌ててC君の家に行かなくてはならないのか
・そもそもB子とC君は面識がない
以前から彼は妄想に憑りつかれているふしがあった。
それから一週間後
ストーカー青年「僕、B子さんと友達ですよね?」
この電話が掛かって来たとき私は、このストーカー青年に電話番号を教えたことを後悔していた。
私「きみとB子さんが友達かどうか僕は知らない」(付け回していることは知っている)
ストーカー青年「・・・・」
私「それよりもC君の家にB子さんが行くという話はどうなったん?」
ストーカー青年「あれは僕の勘違いでした」
私「そうやろ?」
ストーカー青年「あの・・・・・僕はB子さんと友達ですよね?」
ん?彼は誰かと一緒にいる?
私「なんでそんな事を僕に聞くん?」
ストーカー青年「B子さんの家に来てインターホンを押したんですけど、別の人の家だったみたいで警察を呼ばれてしまって・・・」
そう彼は警察に捕まっていた。
どうやら警察に、友達の家に来たが間違った家のインターホンを押したと説明してたらしい。それで困って私に電話をかけてきたのだ。
私が「友達だ」と証言すれば彼は無事釈放されるところだったが、私は知らないと言ったのだ。
私「それなら専門学校の人に電話して事情を説明したら大丈夫だから、電話してごらん」
ストーカー青年「はい、わかりました」
専門学校で彼のカウンセリングを担当していた方にバトンを渡し、なんとか今回の騒動は収まった。
彼はそれから専門学校に姿を見せなくなり現在どうしているかは知らない。
後日聞いたところによると、いつも穏やかな専門学校の先生がその日彼に猛烈にブチ切れていたらしい。
おお怖い。
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